十日前後だったろうか
ポストに投函の帰り鯉のぼりを見た
二階のフェンスに取り付けられた鯉は風が無く
下がったままだった
翌日も翌々日も風が無かった
少し風の出た日向い側の歩道から鯉のぼりを写した
下の緋鯉と青鯉はポールに巻き付いていた
二階で気付いた若奥さんは坊やを抱いてはずして呉れた
「風が出ますとね」「久しぶりに見るので嬉しくて」と謝意を
下からは坊やの顔は見えなかったが成長を祈った
「小友さんの絵手紙散歩 No.132」2002.4.21 室蘭民報掲載
親戚で人生の先輩の小友さんも今年で76歳を迎える。 定年退職して平成5年6月から始めた絵手紙も休んだのは病に伏した2年前の一時だけ。 自慢できるのは一日も休まなかった事と振り返る。 平成12年5月には室蘭民報社から「小友さんの絵手紙散歩」コーナーへの投稿を依頼され連載200回を記念して、その投稿内容を収録した本も平成16年7月に出版。 その投稿絵手紙に添えられた記事とともに、その内容を再現して本ブログで振り返り足跡を印したい。 併せて、これまで5000枚近くにのぼる描きためた絵手紙も折に触れ掲載する事も誓いながら、絵手紙美術館を構成する事としたい。2007.01.16
小友さんが新聞投稿に書き記した内容を忠実に再現するとともに、その他の絵手紙も順次掲載していきますのでお楽しみ下さい。
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