測量山観光道路を歩く 野鳥の声と新緑
北向き斜面のこのあたりは野の花も遅い
未舗装の道路は五十数年前中学二年の時
この道の補修に動員された頃を思い出す
軍のトラック一台通るのがやっとの道巾だった
絵鞆岬へ行く車帰りの車が通り抜ける
道の路肩にスミレの花
道下斜面に白いニリンソウの群生
車を止めてみたらと思ったが
退職前は自分も野の花も野鳥の名も識らず
時間に追われる日々だった
「小友さんの絵手紙散歩 No.90」2001.05.27 室蘭民報掲載
親戚で人生の先輩の小友さんも今年で76歳を迎える。 定年退職して平成5年6月から始めた絵手紙も休んだのは病に伏した2年前の一時だけ。 自慢できるのは一日も休まなかった事と振り返る。 平成12年5月には室蘭民報社から「小友さんの絵手紙散歩」コーナーへの投稿を依頼され連載200回を記念して、その投稿内容を収録した本も平成16年7月に出版。 その投稿絵手紙に添えられた記事とともに、その内容を再現して本ブログで振り返り足跡を印したい。 併せて、これまで5000枚近くにのぼる描きためた絵手紙も折に触れ掲載する事も誓いながら、絵手紙美術館を構成する事としたい。2007.01.16
小友さんが新聞投稿に書き記した内容を忠実に再現するとともに、その他の絵手紙も順次掲載していきますのでお楽しみ下さい。
1 件のコメント:
何度か車で通るこの道。
歩いてみると小友さんの様に色んな発見があると思う。
終わりに記載の退職前の姿。
自分に近いものが見え隠れする。
皆そういう時を通り過ぎて来ているのを感じる。
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