~ 空襲警報で歩いて帰宅 ~
御前水の歩道橋の上から室蘭岳が見えた
前に何度か通ったが気付かなかった
道路を見下ろしていると五十数年前の事を思い出した
昭和二十年戦争の最末期
動員先で体調をくずし室蘭に帰り
病院通いをしながら教室では一人で自習
空襲警報のサイレンが鳴ると帰宅
交通機関も止る 栄町から輪西迄歩く
非常食の炒り大豆を食べながらこの道を歩いた
今のバス停御崎アパート前から山越えをし
大沢小学校の上に出た
先日こんな立派な道でなかったと思い
アパート裏の路を歩くと出たのは端の江の上だった
御前水の歩道橋の上から室蘭岳が見えた
前に何度か通ったが気付かなかった
道路を見下ろしていると五十数年前の事を思い出した
昭和二十年戦争の最末期
動員先で体調をくずし室蘭に帰り
病院通いをしながら教室では一人で自習
空襲警報のサイレンが鳴ると帰宅
交通機関も止る 栄町から輪西迄歩く
非常食の炒り大豆を食べながらこの道を歩いた
今のバス停御崎アパート前から山越えをし
大沢小学校の上に出た
先日こんな立派な道でなかったと思い
アパート裏の路を歩くと出たのは端の江の上だった
「小友さんの絵手紙散歩 No.68」2001.2.05 室蘭民報掲載
1 件のコメント:
この付近は右手に前室蘭生協の店舗が残り行幸道路への道が続く。
日本製鋼所が従業員も多かった頃には近くに木造社宅が軒を連ねていた賑やかな地域だった思いがある。
輪西と同じように人口減と共に町の趣が変わったが面影は残る。
この緩やかな坂を下った場所の左手には新道(R36号)が走り室蘭駅方面へはここから入るのが一般的になった。逆に輪西方面には新道からこの場所に出て来て御崎駅方面に向かって行く。そんな当たり前の光景も絵手紙に見ると何かが違う。
コメントを投稿