2007年9月30日日曜日

「鷲別岬」



何年前だったか登別市が鷲別岬に

遊歩道を造ったと言う記事を読み出掛けた

聞くと良かったのだが聞かず海側の路を歩くも見当たらず

引返し歩道橋の下からお寺の横の坂道を登る

その上に児童館がありその先に鷲別岬周辺案内図があった

遺跡の標識を読み遊歩道を歩く

足許には色々な山野草があった

後で聞いた話だが遺跡があった為

その上の開発が禁じられ自然が守られたと言う事だった
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.167」2003.2.2 室蘭民報掲載

2007年9月27日木曜日

「鷲別川」



伊達市との境界はチマイベツ川 登別市との境界は鷲別川だが

高砂郵便局の横から鷲別川に出た所から

川から境界がはずれ鷲別岬(一〇七メートル)の山頂につながる

平成十三年登別市制施行三十周年記念に発行された

「のぼりべつ自然景観マップ」鷲別地区編を読むと

寛政元年(一七八九年)松前軍室蘭に上陸鷲別にノロシ場所設置

安政二年(一八五五年)幕府の命令を受けた南部藩

海岸警備に鷲別川に勤番所を置く
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.166」2003.1.25 室蘭民報掲載

2007年9月26日水曜日

「文化女子大学室蘭短期大学」



緑豊かなキャンパスも白一色校舎裏手の林を見に行く

後ろから大きな声「行き止まりですよ」と

「事務所で断って来ました」

学校は冬休み散策路も雪で不明

落葉樹の林の中に白樺の木が目立つ

北浦先生にお聞きすると

「何本か植えた白樺の種子が落ちて増えました

横のこの沢も湧き水が流れ五月は水芭蕉が咲きます

施設課は埋めてと言いましたが皆で守り抜きました」と

五月又こなければ
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.165」2003.1.19 室蘭民報掲載

「ポプラ並木」



昭和十三年小学一年生の遠足は清滝不動尊

川沿いに立派なポプラ並木があった

平成十二年天神町会発行の「四十年の歩み」の中に

塵別町界隈図(昭和十年当時)並木の記号と解説文

「見事なポプラ並木が現在の森川医院付近まで

続いていた(道路巾三メートルの両側に)」と

遠足の時にはバスも走り知利別社宅の建設も始っていた

残った片側の並木は何年頃迄あったのか

今年最後の日曜版

良い年をお迎え下さい
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.164」2002.12.15 室蘭民報掲載

2007年9月23日日曜日

「消防署高砂出張所」



先週確かめず消防署の出先だから

支署と書きましたが誤りでした

入口の戸の上に室蘭市消防署高砂出張所の看板

訂正しお詫び申し上げます

電話帳を見ると支署は入江支署と本輪西支署

祝津・高砂・白鳥台は出張所でした

高い塔の中は二十メートルのホースを

二つ折りにして干せる様になっていると

建設中には無かった拡声器が四方に向けて付けられた

気になる赤い鉄骨だが拡声器の保護用で

ヘリコプター注意か
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.163」2002.12.08 室蘭民報掲載

2007年9月22日土曜日

「高砂町三丁目」



緩い上り坂の左手は聖ベネディクト女子高校の敷地

歩道の横に大きな看板四月一日から海星高校おおきなかんb風が強かったので下の散策路を歩く案

木は葉を落し明るい

木の根元に五十センチ巾位のプラスチックの

ネットが巻かれていた

根元をかじる鼠除けなのだろうか記念樹があった

桜 八重桜 トチノキと多種類

札を見ると昭和五十四年もあったが昭和五十七年が多かった

誕生記念 結婚記念 転居もあった

昭和五十七年生れなら二十才成人式

木はまだ細いあと十年経てばと思う
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.162」2002.12.01 室蘭民報掲載

2007年9月20日木曜日

「知利別公園」



ベネディクト女子高校の裏側から知利別公園へ入る

風が強かったので下の散策路を歩く

木は葉を落し明るい

木の根元に五十センチ巾位のプラスチックの

ネットが巻かれていた

根元をかじる鼠除けなのだろうか記念樹があった

桜 八重桜 トチノキと多種類

札を見ると昭和五十四年もあったが昭和五十七年が多かった

誕生記念 結婚記念 転居もあった

昭和五十七年生れなら二十才成人式

木はまだ細いあと十年経てばと思う
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.161」2002.11.24 室蘭民報掲載

2007年9月18日火曜日

「裏参道側」



二度目の雪のあと中島町へ行く

アパート横の銀杏並木は葉を三分の一程残し散っていた

歩道の上道路横の黄葉が積み重なっていた

道路を渡ると中嶋神社の裏参道になる

ここにも晩秋の色彩りがあった

春の芽出し夏の緑冬の冠雪と

四季の変化を見せてくれる

二・三年前だったか道路側にかぶさる枝を切った

すっきりしたが少し寂しくなった

先日参道横に紫式部が二・三本あったと聞いた

残して置きたい自然の一つ
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.160」2002.11.17 室蘭民報掲載

2007年9月17日月曜日

「ガマズミ」



十一月二日初雪

庭のドウダンツツジは赤く色付いた

銀杏は緑の葉のままで葉を落すのかと気がもめる

九月末クリン草の葉の根元に赤い色

見ると小さな蕾茎が伸びて十月初旬に花が咲いた

春の花に比べると花数が少なく花も小さい

何株あるのか咲いているのは二本

今三段目が咲いているが秋に花を見るのは初めて

葉を落し始めた山路を歩くと赤い実が目立つ

どの鳥が食べるのかと気になる
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.159」2002.11.10 室蘭民報掲載

2007年9月15日土曜日

「ムラサキシキブ」



測量山の登り口近くで紫色の小さな実

先日町会の役員さん宅の庭で見たのは

樹高七・八十センチ位で実をつけていた

こちらは二メートルを越す高さだが

実がなければ見過す様な木

紫色の実は三ミリ位の球形で秋空に映える

「ミ(実)ムラサキ」とも言うそうだが

その実の美しさを紫式部にたとえて

この和名が出来たと言う

図鑑には花の写真も載っているが

実物は見た事がない

北海道南部より南の日本各地の山野に自生と
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.158」2002.10.27 室蘭民報掲載

2007年9月14日金曜日

「アルテ ピアッツァ美唄」



廃校の小学校を再利用した

美唄市の芸術文化交流施設を見学

最盛期児童数一二〇〇名の校舎は

旧屋内体育館と一階幼稚園

二階市民ギャラリーの木造校舎を残す

平成四年開館四六二〇平方メートルの敷地は

二万平方メートルに拡張

芝生の緑白い大理石の水の広場

ブロンズの彫刻点在する木立は空一杯に伸びる

美唄市出身の世界的彫刻家

安田侃氏の作品の常設展示場

帰国中の安田氏は「来年六月完成です」と

時空を超える一時
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.157」2002.10.20 室蘭民報掲載

2007年9月12日水曜日

「またたび」



前々回山ぶどうを描きながら次は「こくわ」と思っていた

小学生の頃採ったのは輪西の大沢の山

聞くと市内のA中学校の裏山にあるが

この時期なら遅いと陣屋ならと思い行くが見付けられず

白鳥大橋に通じる道下で「またたび」を見つけた

先日の絵手紙教室に「またたび」を画材に持参した人がいた

それを帰り頂き家で比較すると葉の形が違う

陣屋のはミヤママタタビで猫が好まない方だった
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.156」2002.10.13 室蘭民報掲載

2007年9月10日月曜日

「ぶどう狩り」



十月一日町内の「仁木のぶどう狩り」に参加

バスの中で担当役員さんは

「昨年は夕張で見事な紅葉を見ましたので

『紅葉とぶどう狩り』と思い農園に聞くと

今年のぶどうは例年より二週間早いとの事で

予定を変更して今日に」と 昨年は十月十七日

農園のパンフレットを見ると

いちご・さくらんぼ・ぶどう狩りと多彩

「食べ放題」だが皿に少し出されると食べられるが

農園のあの量を見ただけで満腹

幾粒食べたのか
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.155」2002.10.06 室蘭民報掲載

2007年9月8日土曜日

「山ぶどう」



墓は登別市の亀田霊園彼岸入りは晴

墓参りを終え入り口横の池に褐色の蒲の穂

白い蓮の花 蕾も一つ ここで蓮の花を見るのは初めて

帰りは何時も道横の草花を見ながらポスフール登別店迄歩く

野菊が咲き薄の穂が揺れる

亀田公園の入り口近くで釣花の赤い実

名を識らぬ緑の小さな実

山ぶどうの葉が色付いていた

下に入り見上げるとぶどうの実

蔓を手繰り寄せ何度目かで一房頂く

何年振りか
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.154」2002.9.29 室蘭民報掲載

2007年9月5日水曜日

「ユキザサ」



絵手紙教室に港北町のTさんが

実付きのユキザサを持参した

春咲く白い花は雪に見え葉は笹に似て

雪笹と山で何度か描いたが実は初めて

Tさんは今春退院後静養していた

例年なら早く草を刈ってしまうのだが

今年は体調の事もあり

先日伸びた草を刈っている時に見つけたと

別名アズキナ 歯ざわり良く

独特の旨味と熟した実が赤く

アズキに似ているところからついた名と言う

食べた事はない
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.153」2002.9.22 室蘭民報掲載

2007年9月3日月曜日

「アジサイⅡ」



先月ガクアジサイの生け方を書いた

その後絵手紙教室に生き生きとしたアジサイを画材に

持参した人がいた

聞くと「花迄一晩水に浸けて置くと一週間位保ちます」と

七月にノリウツギを描いた時はすぐ萎れ

完成迄三度葉付きの花を取り替えた

盛りは過ぎたがアジサイの花は咲いている

試してみた

五日目で花は少し萎れたが葉はピンとしていた

栗の葉もすぐそり返る

葉毎一晩水に浸けてみた 正解だった
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.152」2002.9.15 室蘭民報掲載

2007年9月2日日曜日

「印象派とその歩み展」



展覧会は本紙に三回連載され識った会場は苫小牧市博物館

駅前で苫小牧在住の娘と待ち合わせて行く

広大な緑の文化公園の一角にあった

第一部はフランスの印象派の巨匠達の作品

泰西名画のカレンダーで見た様な作品が並ぶ

「こんな絵が部屋にあったら」の声

第二部は印象派を学んだ日本の画家達

美術史に名を残す人々 札幌の娘に電話

「見ていてホッとし心の和む展覧会だった」と
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.151」2002.9.8 室蘭民報掲載