2007年2月8日木曜日

「イタンキ浜」


~ ハマナスの実色付 ~

地名を聞く

砂の上に棒で『いたんきはま』と書く

孫は一字づつ声を出して読む

娘は鯨半島を指して「何に似ている」と聞く

「さめ」他の答えも出たが鯨は無かった

娘に「地図にはイタンキ岬」と

今年小一の孫娘 三歳の時ここへ来たのは憶えていなかった

波打ち際で寄せる波に声はり上げて逃げ廻り離れ様としない

貝殻を拾ってやると「帯広に持って帰っていいか」と聞く

鳴り砂の浜へ行く途中ハマナスの花を見せる

実が沢山色付いていた

孫が「雨」家内は「携帯電話があれば」と


「小友さんの絵手紙散歩 No.20」2000.08.06 室蘭民報掲載

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

イタンキ浜の代表的なクジラ半島を背景に家族連れで賑わう浜辺の様子ですね。私は幼少の頃から輪西を離れるまでイタンキ浜を家族で訪れたことはありませんでした。兄とだけ何度も遊びに出ていました。当時は遊泳禁止区域だったために海水浴なんてとんでもないことでしたが、今は海水浴場として家族で賑わう光景も見られますよね。素敵なイタンキの思い出を画像でなくソフトタッチの絵で楽しませて貰えてとても嬉しいです。ありがとうございました。

wakuwaku_koubou さんのコメント...

遊泳禁止の浜が生まれ変わったと言って良いのか、今はこの消波ブロックの内側だけ海水浴ゾーンとなり短いシーズンの海水浴に子供が集います。いい絵ですよね、コメントありがとうございます。