2007年12月1日土曜日

「登別温泉の散歩道」



十月四日の登別民報に

登別温泉町周辺では紅葉の季節が到来と

地獄谷周辺には大勢の観光客

全山紅葉には早かったが

赤くなった木々とナナカマドの実が目に滲みた

標識を見ながら遊歩道を歩く

足許には黄色の葉に赤い実を沢山つけたマイヅルソウ

沢山落ちているドングリ

上を見上げるとミズナラの木

本州なら千五百メートル位の山地に

植物クイズの標識も楽しかった

次の標識に正解が書いてある

十三番迄だったか?
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.200」2003.10.19 室蘭民報掲載

2007年11月28日水曜日

「コウライテンナンショウの実」



昨春庭の菊の間から出てきた

奇妙な型と色ですぐ解った

菊が伸びて来たので棒を目印に立てた

今春ツツジの木の下に植え替えた

緑色に白い縞の仏炎苞がついた

先月草取りをしていたら緑色の実がついていた

初めて見た

山では林の木の薄暗い所で葉を落とした茎に

どぎつい赤の実が毒々しく見え足が止る

気味が悪い

実は上から赤くなり鉢に掘り上げ

測ると草丈八十五センチ実は五センチ
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.199」2003.10.12 室蘭民報掲載

2007年11月27日火曜日

「スズメバチ(ツリバナの実)」



ツリバナの実は毎年見るのだが花は見た事がない

図鑑を見ると五~六月に5弁の花をつけると

先月蜂に刺されて病院に行く迄

自分で腿に刺す注射器の話

スズメバチに刺されショック死をした記事等を読む

数年前家の裏で排気孔を出入りする蜂を見た

役所に電話をすると「十月中旬ですので活動が納まります」と

昨年は庭でスズメバチに刺された

病院で二度目は注意して下さいと
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.198」2003.10.05 室蘭民報掲載

2007年11月25日日曜日

「ナニワズの実」



先日の絵手紙教室に港北町のTさんが

実付きのナニワズを二本持参

前日庭の草刈りをして見つけたと言う

木は十五~五十センチ位で夏に落葉する小低木

周りの草が伸びれば見えなくなる

午後の教室には山野草に詳しい登別のAさんがいる

聞くと「実の付く木と付かない木がある」と

帰宅後図鑑を見るとナニワズの写真の左隅に赤い実の写真

木は雌雄異株と

雄株だけ見ていると実の付くことは解らない
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.197」2003.9.28 室蘭民報掲載

2007年11月23日金曜日

「彼岸」



「暑さ寒さも彼岸迄」と言うが

昨日は彼岸の入り朝夕は涼しくなった

夜明けも遅くなってきた

天気予報を見ていると本州ではまだ三十度を超える地域もある

春の彼岸 お盆 秋の彼岸と年に三度の墓参り

この行事の深い意味は知らないが

もしなければ墓参りに行くのだろうかと思う時がある

花のない墓を見ると身内の方は近くに住んでいないのかと

二十三日は秋分の日 昼夜等分の日でもある
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.196」2003.9.21 室蘭民報掲載

2007年11月21日水曜日

「山路」



資料館前で降り望洋公園へ行く道を探す

公園から見るカムイヌプリと幌別ダムを見たかった

カムイヌプリは霧の中だった

道は途中まで舗装されていた

道横にピンクのエゾヤマハギ

足許には秋咲く黄色の花々

すれ違った車は乗用車と小型トラックの二台

坂の上に望洋公園の標識

バス停から二十八分

ダムは木々の緑にはばまれてちらっとだけ

公園の中には栗の木があった

小さな緑のいが栗が沢山ついていた
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.195」2003.9.14 室蘭民報掲載

2007年11月19日月曜日

「セイタカアワダチソウ」



八月末の絵手紙教室に

セイタカアワダチュソウを画材に持って来た人がいた

この花を見ると秋風に揺れる一面黄色の群生地が目に浮ぶ

明治中期に観賞用として北アメリカから持ち込まれ

第二次大戦後広く野生化したそうだ

何年位前になるか病院の待合室に花粉症の原因になると

ポスターが貼られたことがあったが今は見掛けない

裏の空地に沢山咲いていた

朝から草刈機の音 全部刈られた
 


「小友さんの絵手紙散歩 No.194」2003.9.7 室蘭民報掲載