昨春庭の菊の間から出てきた
奇妙な型と色ですぐ解った
菊が伸びて来たので棒を目印に立てた
今春ツツジの木の下に植え替えた
緑色に白い縞の仏炎苞がついた
先月草取りをしていたら緑色の実がついていた
初めて見た
山では林の木の薄暗い所で葉を落とした茎に
どぎつい赤の実が毒々しく見え足が止る
気味が悪い
実は上から赤くなり鉢に掘り上げ
測ると草丈八十五センチ実は五センチ
「小友さんの絵手紙散歩 Ｎｏ.199」2003.10.12 室蘭民報掲載
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絵手紙作者：小友文雄さんのプロフィール
昭和６年７月２８日弘前で生まれ、３歳から北海道に移住し室蘭に住む。鶴ケ崎尋常高等小学校（現鶴ケ崎中学校）に入学し、その後大沢国民学校（現大沢小学校）設立とともに転校し、室蘭中学（現在の室蘭栄高校の前身）卒業の室蘭っ子。昭和３０年桐屋呉服店入社（後の室蘭ファミリーデパート）。在籍中は取締役総務部長、店長を歴任。定年退職後間もなく絵手紙を始め、それ以来知人への絵手紙も欠かさず投函を続けた。その間絵手紙講師や『小友さんの絵手紙散歩』シリーズでの新聞投稿を毎週継続しTV番組などへの出演も度々。車を持たない生活で全ての絵手紙は公共交通機関などを使い自分の足で書き留めた絵手紙人生は現在に至る。 2007.01.07小友さん宅で撮影。
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