2007年2月5日月曜日

「名作の月見草の正体は」


~ マツヨイグサの仲間 ~

帰化植物の研究家 浅井康宏氏は

富士山周辺にはツキミソウの生育記録がなく

本来のツキミソウはマツヨイグサの仲間で

白い花をつけ江戸後期に メキシコから渡米

性質が弱く野生化した姿は見られない

「太宰治が見たのは夕暮れの富士を背景に

鮮黄色の花を咲かせた

オオマツヨイグサかメマツヨイグサでしょう」

太宰が滞在した当時の宿の主人夫妻は

「このあたりではマツヨイグサの仲間を総稱して

月見草と呼んでおります」

研究者と俗稱の違いだが 待宵草では・・・

サライ一九九六年八月十五日号参照


「小友さんの絵手紙散歩 No.17」 2000.07.24 室蘭民報掲載

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